2017年(平成29年)


本 祭 り

4月 9日(日)


7時20分 集合、8時20分 出発、10時10分~13時40分 武雄神社、16時10分 天神社、18時 帰着


今年の雨は2日間とも「夜間に降って朝には上がる」というパターンです。おかげ(?)で前夜祭夜の予定は変更になりましたが、日中は予定通りできました。
欲を言えばキリがありません。ヨシとしましょう。

さあ! 本祭りです! 下はぬかるんでいますが大丈夫! 午後は晴れる予報です!
予定通り催行されます。張り切っていきましょ
う!



山車が鞘倉から出るのは例年7時なのですが、今朝若干雨が残っていた都合上8時近くなりました。


下門組の場合、必ず最初に「八幡社」正面に納めます。


役員が整列しました。出発式が始まります。


祭礼委員長挨拶


区長挨拶

下門区区長、祭礼委員長、祭礼保存会会長による鏡開き


副区長による乾杯発声


乾杯! 本祭りが始まります。 まだ地面には水たまりがイッパイ。


祭礼部、区、保存会、友門会の運行前挨拶


曳き綱が延ばされました。もうすぐ出発です

大目付より囃子を「車切り」に変えるよう指示が出ました。いよいよ本祭りが始まります。
今日中に地面が乾くのは無理っぽいですね。

囃子が「車切り」に代わり、徐々にリズムが早くなっていきます。


大目付の弓張提灯が掲げられました。
これを合図に拍子木係は「車切り囃子」の”せり込み”のポイントがくるまで囃子を聞き、そこで拍子木を連打。若い衆はそれを合図に一気に綱を曳きます。
下門組の場合、「車切り」では囃子の”せり込み”以外の場所では拍子木を叩きません。

拍子木が鳴りました。目付が待つ場所まで山車を下げます。


目付の待つ場所まで下がったところで後楫は肩を入れ一気に方向転換。


出発です。


公民館の留守番をしてくれるおねえさん達に挨拶して役員も出かけます。


舗装道ではしばらくこんな状態。


山車管理のお師匠さん

     
下門一番の難所(?)  山車がやっと通過できる道幅のクランク。じっくり行きます。 



祭礼委員長の自宅は区内でも一番きつい坂の途中にあります。山車を止めるのも必死。


止まりました。
委員長お待たせしました、祝い込みです。

     
祭礼委員長塩漬けの図  
     
     


胴上げ終了。


おめでとうございます


親子で「はいチーズ」

坂下しはとにかく慎重に。


反動綱が効いているときの楫方はつらいのです。切れが悪いの!


反動綱でブレーキを掛けながら降ろします。


坂の下で恒例になりました、山車へのからくり人形積み込み。


神社曳き込み1番車小迎組「鳳凰車」。
 
 
市場組「神宮車」も顔を出しました。


馬場組「長北車」もやってきました。

小迎組が1番車の時だけ、この場所で4輌が顔をそろえます。
小迎組、市場組、下門組、馬場組、玉貫組の順に武雄神社に向かうのです

 
現在の各山車の位置はこんなんです。(玉貫組は踏切の先の為見えません)。


前の2輌は行きました。次は我が下門組の番です。梵天さんの準備も整ったようです。


元網が延ばされました。


次番の「長北車」の皆が見守っています。
気合を入れて、いいところを見せませう。


囃子のリズムもいい感じでせり込んできました。
あとは行くだけ。

 
出ました。
 
楫を切った。
 
一直線
 
走るだけ
   
   
 
無事に収まりました。

動画です

車切り囃子に変わってからのフルバージョン(拍子木が鳴るのは3:10)です。


坂上げ前の状態を高欄前部から見下ろすとこんなです。


上の写真はこんな状況で撮っています。


反動綱を延ばし、年配者の補助も借りて坂上げです。


武雄神社北の坂上げ。若い衆の唄う「伊勢音頭」がよく聞こえます。


もう少しです。


坂を上り切ったらできるだけ前に詰めるのです。


前の山車「神宮車」の囃子が”車切り”に変わりました。
我々は囃子を止め、皆も声を出すのをやめます(しきたりです)。


前が空きました。曳き込み停止線まで山車を進めます。


大目付(友門会会長)より若い衆に気合が入れられます。

 

  









 

 



  



 

  


曳き込まれました。


先綱係さんご苦労様でした。


動画です




6台揃いました


からくり人形の奉納開始。
前壇「応神天皇」 
 
こちらは上山高欄。
「武内宿祢」

からくり人形は観世流の能の謡いによって舞います。
山車の後ろで謡うのです。



からくり人形の奉納前後に笛だけで「糸しらべ」という曲が演奏されます。
 
からくりは奉納が終わったら桐の箱に入れて早々に公民館へ帰ります。




==========  長尾部祭礼(正式には「武雄神社祭礼」)に曳き出される山車を紹介します。  ==========

 
下門組・八幡車
 
市場組・神宮車
 
小迎組・鳳凰車
 
上ケ組・宮本車
 
馬場組・長北車
 
玉貫組・玉神車
下門組以外の山車資料については「武豊町」のHPで確認ください。
(下門組についてはこのHP内に掲載しています)

   
   
からくり奉納が終わった後、若い衆たち主体で囃子を演奏していました。
興が乗ったのでしょう。 これも祭りですなア 





天気はどんどん回復してきています。午後も予定通り催行できそうです。

昼休みです



一旦公民館に戻って、昼食でーす。

   
   
   


ご協力よろしくお願いしまーす。

 
公民館前庭はこんなんです。


風が出てきました。強い。 庭も早く乾きそうですな。


昼食も終わり、曳き出しに備え神社へ向かいます。午後の部開始近し。


神社への路地。山車が通った跡がバッチリですねえ。


武雄神社到着

***************************** 曳 き 出 し ************************


1番車 上ケ組「宮本車」


2番車 馬場組「長北車」


3番車 玉貫組「玉神車」

 
曳き出しの順番が来ました。綱を延ばします。

若い衆は気を引き締めます


監督は山車のもって行き方若い衆に指示。

あとは囃子が「車切り」に代わったら、態勢を整え、拍子木が打たれるのを待つのです。

大目付の提灯が上がりました。次の”せり込み”で拍子木が鳴ります。

 拍子木が鳴りました。梵天は逃げる。
山車が動き出します。
 
山車が後進開始

山車が向きを変えている間はさほど曳きません

 
 
後楫の肩が入りました。山車の方向が変わります。

山車の向きが変わったら思いっきり曳くのです

 

向きが完全に変わりました 

走ります
 
 
若い衆も走り出しました
 
走れー!!

 
走ります

 


出口の角が近づいてきました。勝負です。 
 
元綱も必死です。綱を張れ! こけるな!
 
目付の右手が上がっています。右前にいる前楫監督の合図を待っているのだ。
 
右前の監督の手が上がっています。後楫に合図を出すタイミングを計っている。

前楫監督の手が振り下ろされました。元網と後楫が同時にきります 
 
一気に切ります。速度が速いので一瞬の勝負です。
 
皆の視線を一身に浴びて 山車が行く!


走っているとき楫(方向転換)の最後は後楫で決まります。
目付はしっかり前を見て山車の方向を決定します。


前方の道路状況を確認しつつ、楫方に合図を出します。
この画の場合左側が「もらって」、右側が「やってます」
山車の持っていき方の合図は「もらう」、「やる」この言葉ですべてがきまります。


この狭い道にみごとに収めました。

動画です(神社内、外2パターンをまとめました)



緊張の場面は無事終わりました。ゆっくり坂下しです。

 
のんびり確実に行きましょう。


梵天係さん。クラブ員でございます。
頭が白いのは塩を浴びたせいです。


国道を練ります。

   
道行で曳行している時の山車の方向調整は後楫の仕事。 


強風のため ”嵐”のリーダーもこんなです。


国道から脇道に入ったところで例年通り囃子方交代です。
鼓部隊はこの3人(普段は笛吹いてます)。
写真ではわかりませんが、奥で大太鼓と小太鼓を叩いているのは共に大師匠さん。
そして、笛とオウドを演奏しているのは共に現在の師匠連です。
今から約30分豪華な面々による演奏です。


ここからはゆったりした曳行となります。
点描です。ご覧ください。


前楫の面々

 
友門会若衆頭

 
後楫(あとかじ) 左側の面々

 
後楫(あとかじ) 右側の面々


後に続く役員たち

 

運行を仕切るのは「友門会」。その会長。

 
   

  
実はこのおふたかた共そこそこのお歳です。しかし、お互い祭りの正装でこの笑顔。
祭りってイイナア

 
前で弓張提灯が掲げられました。祝い込みです。
目付は楫を切るタイミングを見計らいます。

拍子木が鳴りました。
目付は祝込む家の玄関に山車を向けるよう後楫に指示します。
 


肩車されているのは親子です。親は我がクラブ会長。


この人は・・

今年の区長です。 この人もクラブ員。 奥さんと。

  
とにかく風が強いです。追い幕もこの通り。






天神社到着





天神社 出発直近。


友門会会長の祝い込みに向かいます。
愛知県警半田署のおまわりさんごくろうさまです。事故の無いよう気を付けます。



友門会会長宅に山車が向きました。これから会長の胴上げが始まります。


委員長とガッチリ握手

これが終わると名鉄の踏切を渡り公民館に帰ることになります。
今年のお祭りも残すところ1時間少々となりました。



名鉄踏切到着。西日を浴びて影が長くなってきました。


委員長、もう少しですネ


こちらももう少しです。よろしくお願いします。

踏切を渡り住宅街の細道へ入っていきます。


囃子方最後のメンバー交代です。
もう少しだ、演奏よろしく頼むよ。





Uターンしました。

楽しそう


6時が近くなり山車を照らす陽の光も宵の入り口の雰囲気に変わってきました。

 
その姿を駐車中の車の窓に映して・・・


公民館手前で提灯を付けます。昨夜は出来なかったので今日付けられてよかった。


手持ち提灯にも灯が入りました。




山車に提灯を付けている間、囃子方はひと囃子。
子供たちは中学生以上に変わっています。



役員連はグッタリ・・・

     
提灯を付けている間も子供綱は公民館まで進んでいきます。祭り菓子の配布があるのです。  




前だけですが提灯を付け終え山車が動き出しました。
昨日付けられなかったので例年にも増して付けたかったア


楫方の提灯が兜金に映えます。




前楫の若い衆たちも最後の声を振り絞ってます。


後楫も行程の最後が上り坂なので大変です。


山車を待つ公民館の桜(きれいに撮れんかった・・・)。

 
子供達へのお菓子の配布が行われています。
 
皆を待つ料理の数々
 
賄い係の人達も支度は整ったようです
 
乾杯の支度も整ったようです


無事帰着し若い衆たちが役員他を胴上げ中。それをジッと見守る友門会会長。
なにごともなく済んで心からホッとしていることでしょう。
ご苦労様でした。そして、おつかれさま。

さあ!最後の一仕事です。山車を鞘倉に納めましょう。



無事納まりました。


到着式を前の役員たち。皆肩の荷が下りたことでしょう。


そのころ鞘倉の前では、友門会より囃子方への感謝の挨拶が行われていました。


挨拶を受けている囃子方。お疲れさんでした。

 
最後の挨拶をする委員長と区長


カンパーイ!!

  
運行及び祭礼が無事終わったことの挨拶です。よっかたです。楽しかったです。ご苦労様でした。

事前の天気予報では、金曜から月曜までが雨であったものが次第に変わり、
結局雨は夜間に降り日中は止む、そんなぎりぎりの天候に振り回された今年のお祭りでした。
前夜祭の提灯中止、JR以後の行程短縮という変更はあったもののほぼ予定通りにこなせました。
自然相手に行う行事です、これで良しと納めましょう。

事故なく鞘倉に納めることができて何よりです。

楽しいお祭りができました。

祭りに関わったすべての人達に感謝申し上げます。

来年以降も楽しいお祭りができますことを願って、今年は終わりましょう。

お疲れさまでした、ありがとう。






お ま け


山 車 解 体

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4月10日(月)
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お祓い 8時30分


組によっては1週間後とかに実施するところもあるそうですが、下門区は伝統的に翌日実施です。
ましてや今年は、山車は雨にあたり、幕は湿気を吸っていますので早く実施るほうが良いと思います。

8時集合です・・・・・・・ツライのは事実です。



満開!

   
   
自分も長い間お祭りに関わっていますが、これだけ満開の中でやったことは記憶にありません。


武雄神社宮司さん到着。委員長と区長がお出迎え。お祭りの話をしているんでしょう。


お祓いの支度も整いました。
これから宮司さんによるお祓い、そして「昇神の儀」により
山車に降りてみえた神様が天にお帰りになります。
そして、この「御車」はただの「山車」、もっと言えば「ただの木のこしらえ物」になります。

また来年「降神の儀」により神様を山車にお迎えするまで
我々は大事に山車を守っていくのです。
後の人達に無事引き継いでいくのが今の自分達の使命です。


お祓いの名残。

 
寄付者名札が外されていき


祭りを見守ってきた旗竿も倒され

 

幟旗が取り外され

 

竿の先につけてあった提灯も外されました

 

竿は皆にかずかれて・・・

 
 
収納場所になっている倉庫に向かいます。


竿は倉庫の梁を利用して収納・保管されます。

 

左右の梶を締めていた綱をほどいています。

 
 
ゴマ隠しも今年はずいぶん汚れてしまいました。


テント。今年はずいぶんお世話になりました。たたみます。

 

からくり人形の衣装は干してから箱に保管。

 
 
台輪前後の兜金も塩と雨と泥で汚れています。


大幕は大切に木綿で包んでから保管です。

 
 
寄付者名札もほぼ外し終わり。


 
全ての作業が終わり、鞘倉の扉が閉められました。

お祭りが終わりました。



おまけパートツー

今回のお祭り中に見つけたいろいろな風景。
説明はつけません。「バカなことを」と思われることも多いです。




 

 

 

 



 

  

  

  

 

 

  

 

 

 

  





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