本 祭 り


4月14日(日)

天気予報では午後から雨とか。いやですねえ。
出来売れば御山車を鞘倉に納める6時過ぎまではなんとかもってほしいものですが・・・
運を じゃなくて天気を天に任せて 
本祭り 開始です。


昨日と違いずいぶん雲の多い朝です。


参加者の皆さんが集まってきました。


区の役員さん達です。昨日は2万歩近く歩き、夜はずいぶん冷えました。
今日もう一日ご苦労様です。



後梶の連中。身体はかなりきついはず。でも今日も一日任せた!


出発式が始まりました。まずは祭礼委員長と区長の挨拶。
我が下門組では祭礼に関することは全て祭礼委員長が一番、区長は二番なのです。



祭礼委員長を真ん中に、向かって左が保存会長、そして右に区長。
三役による鏡開きです。



副区長の音頭で「カンパーイ!」


乾杯の掛け声と同時に囃子が入ります。
第一陣の鼓部隊。よろしく!



八幡さんにお参り。その1.祭礼部。


八幡さんにお参り。その2 区役員。


八幡さんにお参り。その3 祭礼保存会。


八幡さんにお参り。その4 友門会。

 
友門会役員の挨拶を受け、役員同士固い握手。安全運行は任せた

 
続いて区役員、保存会長とも固い握手。


祭礼部と保存会も同じく安全を誓います。


まもなく綱が伸ばされます。後梶はストレッチ。


この人昨日からチョコチョコ出てますが、今年の友門会会長。
彼の指示で運行中の全ての行動が決まります。つまり、運行中は祭礼委員長でもなく、彼こそが実質最高責任者。
今は笑顔ですが、綱が伸ばされ、囃子が「車切り」まえの「花車」に変わった頃から緊張で顔が引きつってきます。
誰でもなれる立場ではありません。
彼の今までの頑張りがあったからこそ若い衆や年寄りたちから信頼を受け、その手に弓張提灯を持つことが出来たのです。
運行時間厳守、若い衆の統制、そしてなにより無事故でと、前夜祭はさぞ緊張したことでしょう。
さあ!もう一日ある!きばれ会長!チェスト!



役員たちが整列する中、綱が伸ばされました。出発近し。


お清めの塩撒きは初老さんのお仕事。




拍子木が上がりました。次のセリコミでなります。若い衆は身構えるのです。


拍子木が鳴りました。出発です。


前の方は子供たちでいっぱい。

 
狭い路。ゆっくり進みます。


こんな路での運行の梶きりは、前は当てに出来ません。後梶だけで行います。チョイの連続。


この狭い路での最難関、クランク地点にやってきました。
















後梶はいそがしい。


この坂は急なため、ブレーキとして反動綱だけではなく同締め綱を追加しています。


御山車の後ろはこんなです。




最後尾からは坂の下で御山車に乗せるからくり人形が進みます。


坂の下に到着。


後続の「馬場組・長北車」到着。


左に見えるのは先行する「市場組・神宮車」。
目指すはひとつ「武雄神社」。
このあと、神宮車、八幡車、長北車の順で出発します。



市場組が下門組に、定刻に出発する旨の挨拶にやってきました。
長尾の祭りでは、他組と出会った場合、先行する組が出発前に後続の組に挨拶してから出かけます。



下門組の番がやってきました。綱を延ばします。


上山高欄には区相談役。

 
拍子木が鳴りました。イッキに出ます。

  
梶を切ったら、只、走ります。

 
走ります。

 
前後で息を合わせて一気に楫を切るのだ。

 
見事に決まりました。停止地点までそのまま進みます。

 


後梶連中歓喜!前でも同じ光景が広がっています。

 


目付・楫方お互い健闘を称えあいます。この達成感は経験した者しかわかりません。


八百武動画


坂上げです。気分最高で伊勢音頭を謡う。


もう少しで頂上です。


先行車・神宮車の後ろイッパイまで詰めます。


先行車の曳き込みが済むと停止線まで自車を進めます。
停止線より2メートル以上下がったところで止める下門組。
曳き込みで神社境内に向けて楫を切るときの速度を早くするため。
この組はやっぱりアホの集まり。


ここからは曳き込み前の一連の行動を全て掲載します。枚数多いです。
好みにより「曳き込みを見る」か「6第曳き込み完了」へ移動してください。


このまま曳き込みを見る      6台曳き込み完了


   
梵天と祭礼役員を先頭に進みます。 
   
後に続くのは、主役の若い衆。 
   
祭礼委員長は無事の曳き込みを願って、友門会会長と握手。 
  
会長が全員に気合を入れます。
   
 持ち場に戻って、その時に備えます。前梶、後梶、徐々に緊張。 
   
 元網でも先の方は経験の浅い衆。  山車に近い位置は経験を積んだ衆。
 
曳き込み時の囃子方。
武雄神社曳き込み・曳き出しの時に御山車で演奏できるのは精鋭。
外の連中も他組に負けない曳き込みを!と意気込み、囃子方もそんな気持ちで演奏をしています。


囃子が「車切り」に変わっています。そろそろです。

 
 
拍子木が鳴りました。全力で綱を曳きます。

  
走るのみ。ただし、走り込む先はきちんと確認してよ。

 
神社境内に梶を切った時は勢いがついている為、ほとんど切りすぎになります。なので、切り返し!
目付も必死なら、後梶も必死!

 
御山車の停止位置に向かってひたすら走ります。

 
梶を切る位置はすぐそこ!

 
ポイントに来ました。後梶は肩を入れ、元綱は全力でシャクリます。

 
御山車の位置と方向を確認しつつ目付は楫方に指示を出す。勝負!

 
梶を切ったとき御山車は止まりそうになります。しかし!止めてはならないのだ。
前は全力で綱を曳き、後は理想の停止位置へ音楽を持っていくために奮闘します。

 
ほぼ思ったように、思った位置に御山車を持っていくことが出来ました。
バンザイこそしませんが、皆心の中は満足感イッパイ。
ガッツポーズの連続です。

  
祭礼委員長胴上げ!

 
続いて区長胴上げ!
胴上げは歓喜の中このあとも副委員長、副区長、氏子総代、梵天係、友門会会長などと続きます。


曳き込みを動画でどうぞ。


6番(最終)車の「上ケ組・宮本車」が曳き込まれます。
この時全車「車切り」囃子を演奏しています。


6番車が前方停止線で止まった時に6台一斉に拍子木が鳴り、全車後方停止線まで後退します。


そこで大屋根とボンデン・追い幕を上げるのです。


長尾6台全車揃い踏み。
左から 市場組・神宮車、小迎組・鳳凰車、上ケ組・宮本車、下門組・八幡車、馬場組・長北車、玉貫組・玉神車


これから、からくり人形又は囃子の奉納です。

この奉納も以前は各組順番に行っていましたが、現在は時間の関係により同時に行います。


御山車前の若い衆。盛り上げます。


まずは 糸調べから。

 
前壇「応神天皇」。表と裏


上山「神武東征」。隣の上ケ組では三番叟が始まったようです。


そのころ公民館では、係の人達が昼食造りに余念がありません。

 
海鮮丼とアサリ汁。感謝です。


午後の部開始


左の方で提灯が掲げられています。引き出しが近づいてきました。
全御山車が供覧位置から提灯の位置(曳き出し待機位置)まで前進移動します。



御山車が所定位置に移動しました。
曳き出しの順番が来た御山車から、大屋根と梵天を下げ曳き出されていきます。


一番車は「上ケ組・宮本車」。屋根と梵天が下がりました。
まもなく出発です。


我が組の順番が来ました。大屋根・梵天を下し、綱を伸ばします。
綱は、御山車を下げる距離を考慮して下の写真のように張ります。



ずいぶん下げる予定みたいですね。


「車切り」囃子が入るまでは、緊張感無し。


囃子が変わり、拍子木が鳴り、御山車が動き始めたら全員必死!








2日間の祭りでの最大の緊張場面を無事乗り越えました。


曳き出し動画です。



午後の運行場面集

  
 
国道を行く。

この角を曲がれば休憩です。

 
 
休憩場所で待ち構える、子供たち用のジュース。

 
 
雨がポツポツと落ちてきました。

 

ここから30分位、囃子は大人の時間。  
鼓は高校生。笛、太鼓も大人です。
   
  
目付は上方(前壇の屋根付近)を見て、御山車の向きを確認しています。

   




クラブ会長です


胴上げ名残


21日投票予定の武豊町議会議員選挙は、定員16名、立候補17名で選挙となりました。


名鉄踏切を渡り、御山車は西へ。


お仕事ご苦労様。


天神社到着。




綱を撒いて休憩です。


10分間の休憩で出発。

 
祭礼委員長祝い込み。




祭礼部役員(1人欠けてる)


17時過ぎから雨がひどくなってきました。
ここからは駆け足で。

  
公民館帰着。


八幡さん前に納まりました。


早めに鞘倉に収めます


労をねぎらいます。


到着式。祭礼委員長、区長御礼の挨拶。

最後は雨となりましたが、楽しいお祭りが出来ました。
この団結力で今後も祭りを続けていけたらと思います。

年末の祭礼部発足から約4ケ月、まずは一区切りです。
役員、若い衆、保存会及び区民の皆さん本当にありがとうございました。

ではまた来年。

いや、今年は10月に町政65周年記念「ふれあいの山車まつり」が行われます。
その時までとりあえず、お疲れ様。



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