第6回 武豊ふれあい山車まつり


10月14日(月)


町政65周年記念「第6回武豊ふれあい山車まつり」が台風19号の影響で1日延期され14日に行われました。
当日の中日新聞朝刊です。

長野県や栃木県・茨城県などで堤防が決壊し甚大な被害が出た様子が報告されています。
こんな災害が無ければ、おそらく「日本8強」の記事がトップとなり日本中が喜んだことでしょう。
自然には勝てないと改めて感じた次第ですが、幸いにもこの地方は大した被害もなく
順延したとはいえ山車まつりが予定通り実施できることに感謝したいと思います。

被災された方々の一日も早い復興を願いつつ

「第6回 武豊ふれあい山車まつり」スタートです!


まずは

組み立て・試験曳き


台輪の兜金磨きです。

 
そとでは若い衆が中心となってゴマを並べて台輪の組み立て。

 
台輪に胴山が乗り外に曳き出されました。
実はこの光景今年の春までは撮影できなかった光景です。

なぜか?
山車の手前に見える切り株・・・
そうです。ここには大きな楠が2本たっていたのです。
こんな風に

 
落ち葉がすごい、剪定費用が多額等の問題により5月末に伐採されました。
従って次の光景も目新しいのです。




 
昼食休憩


午後一番のお祓いも済み、八幡社に正対する八幡車。

 
八幡車には妻台輪ホゾに楫方提灯が4ケ付けられています。
今回その提灯の取り付け具が新調されました。
従来のものは弓張提灯の持ち手をそのまま利用していたのですが、
安定が悪かったため、ある人が見かねて作成してくれました。
感謝です。



試験曳きです。実行委員長・区長等役員挨拶。


今日は各自マチマチの格好でございます。


コースは春の例祭と同じ。


ここにも春は楠がありました。
こんな風に↓


この木も春の祭礼後に伐採されました。


帰ってきました。
後は本番を待つのみです




囃子とからくり人形の稽古です

 
                                          休憩中の囃子方の子供たちの前で稽古風景披露です。



山車まつり当日

10月14日(月)

 
会場となる町民会館玄関前


会場入り口

会場の準備は整いました。


区では恒例の行事が進んでいきます。
朝から小雨が降ったりやんだりのはっきりしない一日でした。
山車もカッパをかけて出ていくか迷いましたが、様子を見たうえで判断することとし、無しで出発することとなりました。



 
囃子方の子供たちが注意事項を聞いてます。
この後決められた順に山車に乗り込み演奏です。
今日一日ガンバ!



写真撮影の支度が始まりました。



 


集合写真を撮り、大屋根を降ろして出発に備え、役員が整列して出発式を行う。

例年していることですが、一連の行事を経ると
「これから山車を曳くんだなア」と改めて思います。



真ん中の人が実行委員長さん。ご苦労様です。


無事を願って、「カンパーイ!」


各役員間でご挨拶。






役員たちが整列する前を出発していきます。


出発の動画です

 




路がやや下っていますので、前は抑えてます。


こういう路では後梶は大変です。


JAやすらぎに到着。春はここでたっぷり休憩を取りますが、今日はすぐ出発です。


春なら全速力で走る国道を歩きます。


後梶も余裕の表情。


JR踏切に3台(前から市場組、下門組、馬場組)が並んで通過の支度が整うのを待ちます。


市場組だけが山車にカッパを着せています。
市場組は大屋根部以外は終日着せたままでした。


 
架線ガードカバーが取り付けられ

 
ファイバーグラス製の梯子で架線が持ち上げられ、高さが確認されました。


JR職員さんに御礼のご挨拶。


踏切通過


かつては武豊の繁華街。今は・・・


金下信号。


金下(かなげ)信号車切り動画です。


金下の信号を曲がり、JR武豊駅へ。
雨が強くなってきました。



JR武豊駅前で長尾の氏神様である「武雄神社」に山車を向け、囃子を奉納。


会場へ向かいます。


今度は名鉄通過待ち。


通過です。
架線のあげ方がJRと違います。こちらの梯子は「竹製」





名鉄知多武豊駅前に向かいます。


駅前には小迎組と玉貫組の山車2台が。
手前に会員が!


歓迎です。
そう!ここは玉貫区。5年に1度のお邪魔虫。


前を通過して停止。


小迎組が先頭にたつことになっていますので、道路の左でしばし待機。


この時間を利用して一部のクラブ員記念撮影。


小迎組が先頭に出ます。


動き出しました。

 

 

 
向陽(杉石病院角)交差点を車切りで曲がる。


営農センター信号。


営農センター車切りです。


曲がった先は会場まで旗の波。




秋です。


会場へ向かう人達と共に・・・


会場遠景。周囲は一面稲刈りの終わった田んぼ。


会場へ向かう「八幡車」




会場入り口に一番車の小迎組「鳳凰車」到着


会場入り口「歓迎台」。
大村愛知県知事・籾山武豊町長を始め沢山のお歴々がお出迎え。



号砲が鳴り、一番車「長尾小迎組・鳳凰車」より入場曳き込み開始。


二番車「長尾市場組・神宮車」


三番車は我が「長尾下門組・八幡車」




歓迎台の前を駆け抜けます。

ここでお断り。
今回前梶の若い衆等頭髪を黒以外に染めている者がいます。
長尾の春の祭礼では許されないことですが、今回は「イベント」と割り切って許可されてます。







納まりました。


入場動画です。


四番車は「馬場組・長北車」

------お詫び------
申し訳ございません! これ以後長尾の山車2台曳き込み写真がございません!
以後、「玉貫組・玉神車」、「上ケ組・宮本車」と続くのですが、ゴメンナサイ・・



市原組・縣車


東大高組・知里付車


富貴市場組・天王丸


富貴組・本若車


最後十一番車「大足組・蛇車」


武豊は全車曳き込まれると一斉後進します。


下がった場所で全車一斉に大屋根とボンデンを上げるのです。

私は個人的に、曳き込みから全車一斉後進・一斉屋根ボンデン上げまでの一連の流れがすごく好きです。
11台の山車が一斉に後進する様は迫力があります。

長尾では春の祭礼の時にこれを6台でやってます。

それを第1回の山車まつりの時に長尾だけで行ったのが2回目から全車行動になりました。





長尾側から見た全車

これから一部の山車は前方に出てからくり披露です。


その前に・・

メインステージでは関係者の挨拶が始まります。


からくり披露が始まりました。




メインステージ上のビジョンにも


からくり披露が終わると、前の位置に下がって山車枠を付け、関係者は昼食です。


昼食は歩いて5分の総合体育館駐車場内祭礼部特設出店「司亭」

 
暖かい天丼・焼きそば他副菜満載です。少々寒い天気でしたのでありがたかったです。
賄い係さんに感謝!



皆さん満足そうですな。

この間に会場のその他の出店品を少しご紹介。

奥入り口側が、下門組もお世話になっている「マツシマ建築」さんのブース。
山車修復に関わった仕事とか紹介していました。


そんな山車とお祭りが大好きな大工さん。ミニ山車まで作っちゃった。
1/2サイズだそうです。


彫り物や織物など山車装飾に関わる展示がされていました。

 
場内混雑。

 
完売してよかったですね
 
こちらはヒマなのが一番
   
  こちらは会場の外。
会場外は町外民間企業の出店。内は町内企業とすみ分けされているようです。
 
会場入り口から

  
メインステージではからくりの無い組による囃子の披露が行われています。

  
大足組による煙火の披露が始まりました。
まずは手筒花火です。
 
これがメインです。山車の上の龍が火を吹くかのような煙火。

イベントもつつがなく終わりました。

まもなく曳き出し開始です。
 

退場の曳き出しは入場順とほぼ逆に富貴地区から。
全車ありませんので、あるだけでご勘弁を・・・
富貴市場組・天王丸


市原組・縣車


富貴組・本若車


上ケ組・宮本車


馬場組・長北車


玉貫組・玉神車


下門組・八幡車



組に帰ります。


会場が小さくなりました。


帰りの道中、役場東で長尾の6台は提灯を付けます。


雨が強くなってきました。


提灯がつきました。


ここでそれぞれの組に向かって曳別れが始まるのです。


下門の綱が伸ばされます。出発です。


玉貫組・玉神車が見送る前を下門組・八幡車が通過していく。
山車まつりでしかみられない独特の光景ですネ。



この後下門・馬場両組はしばらく一緒に運行していましたが、別れの時が来ました。
山車同士が分かれるとなれば、恒例の「ケツ別れ」です。
お互いご無事で鞘蔵まで!



下門組はこの後、中川実行委員長祝い込みです。


委員長のふるまいです。有難く頂きます。


鞘蔵へ向かいましょう。
実は下門の山車が提灯を付けてこの辺りを運行するのは、今までなかったことです。
珍しいではなく初めてのこと。

これも山車まつりならでは。


 
なんと! 八幡車が提灯を点けて名鉄の踏切を渡っている!


暗くてよく分かりませんが、公民館に帰ってきました。


カンパイ! 無事でよかった! ご苦労さまでした。

5年に一度のイベントが無事に終わりました。
次もあるのでしょうか・・・

その時我がクラブ員は、ほとんど七十歳代になっています。
運行に最後までついていけるのかな・・・・

健康で、運行についていけるような体力を維持しようではありませんか。

最後に解体の時の光景を少し紹介してこの稿を終わります。





雨に濡れてしまったので、いつもより手間がかかります。


借りていたフライヤーを返しましょう。このおかげで暖かいものをおいしく頂けました。



結局付けなかった山車カッパの整理。もう一人は、溶けて床に落ちたグリス処理。




テントは所定の場所へ返します。


濡れてしまった山車は外へ出して


濡れた幕は外さずにあえてつけたまま乾かします。
外してかたずけるのは1週間後に。



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